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【Wantedly運用のコツ】導入後に注目すべき6つの指標

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正社員+副業で6社と契約を結ぶパラレルワーカー。様々なチームに所属し、1つの会社に依存しない働き方を体現しています。ライターとして1100本以上の記事制作実績があり、得意分野は組織、キャリア、働き方関連。マナー研修やライティング講座で講師も務める。元求人広告のコピーライターで、現在は社長秘書兼人事チームリーダー。パラレルワーク3年目。

こんにちは、4つの仕事をかけもちするクワトロパラレルワーカーの黒木です。

Wantedlyは採用媒体とビジネスSNSという2つの側面を持つツールです。そのため、他の採用媒体とは少し異なる視点で効果測定を行う必要があります。

例えば、Wantedlyを採用媒体として導入する際、エントリー数(応募数)だけに着目すべきではありません。この記事ではWantedlyを導入後、運用していく中で着目すべき6つの指標(エントリー数、採用数、経由数、会社ランキング、トレンドランキング、ファン数)について解説します。

この記事では私が正社員でメイン担当としてWantedlyを運用してわかった情報に加え、副業人材として現在進行形でWantedlyの運用をサポートしながら感じていることをまとめていきます。

これからWantedlyを運用したいと考える企業の担当者や、副業人材として企業のWantedly運用に関わっている方に読んでいただきたい内容です。

1、エントリー数

採用媒体を検討する際、媒体担当者は「想定応募数」や「期待できるエントリー数」という表現で説明を受けることがありますが、エントリー数でWantedlyという媒体の期待値を計るのは危険です。というのも、Wantedlyは「とりあえず話を聞く」という形で応募者が気軽に応募できる媒体だからです。

コロナで多くの企業が「Web面接」を始める前から、Wantedlyの面接方法設定画面には「オンライン面接可」というチェックボックスがありました。

Wantedlyのエントリー数には「入社したい」という思いの求職者だけでなく、「どんな会社なのか知りたい」、「人事の人と話してみたい」という求職者も含まれています。面接応募よりも会社説明会に参加するという温度感のエントリーが一定数含まれているのです。

中には、「今は転職する気はないけど、良い会社と巡りあいたい」というマインドの求職者もいて、Wanteldyもそのような使い方を推奨しています。そのためWantedlyには、他の求人媒体よりもエントリー数は増えやすく、内定・採用率が伸びにくいという特徴があります。

エントリー数を計測する際にはこの点も考慮し、効果分析を行ってください。

2、採用数

採用媒体として、採用数は重要な指標です。しかし、前述のように、Wantedlyは採用数を伸ばしにくい側面があります。そのため、採用数をKPIとする場合には後述する「経由数」を合わせて計測することをおすすめします。

Wantedlyの導入後、期待していたよりも採用数が伸びなかった際に、この考え方での効果測定を実施してみてください。

3、経由数

この場合の経由数とは、Wantedly以外の媒体で採用した人材のうち、Wantedlyを経由した数を計測するという意味です。他の媒体からの入社であっても、応募前後や内定から入社までの期間にWantedlyの記事を読んで応募意欲・入社意欲が高まったのなら、Wantedlyが機能していると言えます。

Wantedlyは自社の情報や社員の考えを発信し、ストックできる媒体です。採用サイトを持たない企業にとっては、より多くの情報を求める求職者の受け皿になる存在なので、その効果についても測定することをおすすめします。

Wantedlyからの応募者を採用したら1カウント、それ以外の媒体で応募し、入社までの期間でWantedlyを見て意欲が高まったという場合は0.5カウントという形で計測するといいでしょう。

入社者にヒアリングを行うことで、Wantedly運用の価値を違った視点から見出すことができるかもしれません。

4、会社ランキング

ここから3つの指標は短期的な採用ではなく、長期的な広報やブランディングの観点でWantdlyの効果を分析するための指標です。

Wantedlyの管理画面を開くと、「会社ランキング」という表示があります。この会社ランキングは「会社情報」のページを見られた数がランキング表示されるものです。

つまり、会社ランキングが上位の企業は、多くの人に注目されている(=会社の基本情報が書かれているページを閲覧されている)ということになります。

会社ランキングは募集記事やストーリー記事を掲載した翌日もしくは翌々日に変動します。公式発表でWantedlyの掲載者数は3万4000社(2021年3月時点)ですの、まずは上位1%(340位)以内を目指して運用するという考え方をしてみても良いでしょう。

会社ランキングが上がればあがるほど、広報的に価値のあるページをなってという判断ができます。1点注意が必要なのは、なぜ広報的になのかという点です。会社ランキングが採用面ではなく広報的な意味合いとなるのは、Wantedlyが求職者よりもある意味、人事担当者のほうが活発に利用する媒体だからです。

Wantedlyを運用し始めると、担当者は他社の企業ページやストーリー記事がどのようになっているのかを数多く参考にします。

つまり、会社ランキングの変動には人事担当者のアクセスも数多く含まれているということです。そのため、会社ランキングが上位になったタイミングが応募数が増えるタイミングとは限りません。

この点はWantedlyの運営にも確認したことがあるのですが、運営側も「会社ランキングは採用指標とは結び付かない」と明言していました。会社ランキングは管理画面の目につきやすいところにありますが、求職者へのリーチを示しているわけではないことを覚えておいてください。

5、トレンドランキング

Wantedlyには募集記事に加えて、自由な内容を盛り込めるストーリー記事があります。トレンドランキングはこのストーリー記事のPV数を計測し、ランク付けしているもので、1時間ごとに更新されます。トレンドランキングに入れば、多くのユーザーに企業の名前を見てもらうチャンスが大幅に増えます。

結果として、トレンドランキングに入る記事を投稿した当日にはエントリー数が、翌日には会社ランキングが増加する傾向があります。ストーリー記事を投稿していく際には、このトレンドランキングへのランクインを目指すといいでしょう。

トレンドランキングにランクインするにはいくつかコツがあります。その内容については、また改めて、記事にまとめたいと思います。

6、ファン数

最後の指標はファン数です。ファン数に含まれるのは下記のような人々です。

・求職者/今すぐ転職するわけじゃないけど、転職する時にはエントリーしたいと考えている。
・求職者/面白い会社の情報を知りたいと思っている。
・人事担当者/自社のWantedlyを運用していて、運用方法を参考にしたいと思っている。
・その他/会社の発信内容に興味・共感が持てると思っている。

このように、いずれもすぐに採用に結びつくわけではありませんが、自社に対して何らかの関心を持っている人たちがファン数として可視化されます。

WantedlyはビジネスSNSとして、何らかのつながりを求めるユーザーが使う媒体です。ファン数を目指す指標とするのも、1つの運用方法です。

まとめ

最後今回はWantedly運用のコツとして、導入後に注目すべき6つのコツを紹介しました。

Wantedlyは他の求人広告と比較すると、企業の手によってコンテンツを充実させながら、長期的に運用されるという特徴があります。導入後にどの指標を追うのかについては、他の媒体とは異なる視点で考えるべきです。

Wantedlyを効果的に運用する方法は企業によって異なります。自社がどのような指標に重点を置いて運用すべきか知りたいという方はお問い合わせフォームより、気軽にお問い合わせください。

私のWantedly運用実績については、

Wantedlyを導入・運用すべき業種とすべきでない企業

という記事にまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。

パラレルワークライフでは、パラレルワークや副業に関する情報を日々更新します。毎週新しい記事を投稿するので、週に1度のぞいてみてください。それではまた。

 

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正社員+副業で6社と契約を結ぶパラレルワーカー。様々なチームに所属し、1つの会社に依存しない働き方を体現しています。ライターとして1100本以上の記事制作実績があり、得意分野は組織、キャリア、働き方関連。マナー研修やライティング講座で講師も務める。元求人広告のコピーライターで、現在は社長秘書兼人事チームリーダー。パラレルワーク3年目。

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